不用品の検証結果を公開
家具、電化製品、据え付け機器、子供のもの、写真、本、思い出の品々、自分でそうと認識しないかぎりただのガラクタになりさがる。
引っ越し、模様替え、自然災害の後片づけ、および故人の持ち物の処分などは、生活整理の時機到来と受けとめ、新たな未来のためのゆとりづくりとする。
生活整理とうまくつきあえば余計なモノの一切ない人生を維持するための第一ステップは、生活整理をはじめる前とあとでは自分は変わったと自覚することである。
人として新たな徳が備わったと自分をほめてやるのだ。
なにしろ、あなたは零地帯に到達できる。
だから、自分で自分に信頼をおける。
こう言われても最初はピンとこないかもしれない。
しかし、人生に空間という余裕を生み出したのはあなたの努力のたまものだ。
とはいえ今後とも地に足をつけ、引き続き生活整理を実践する必要は変わらずある。
生活整理は定期点検で実践していく。
それには、日々の郵便物の処理から、雑誌やカタログの管理、暮れの大掃除、旅行から帰ったあとの荷ほどき、および日頃の洗濯まで入る。
このひとつひとつをおろそかにしなければ、人生にお荷物ナシとなる。
「そんなことひとことも言ってくれなかったじゃない」などといまさら言わせない。
わたしは、ガラクタを永遠に追放するなどどだいムリとはっきり言ってきた。
親切な郵政省のおかげで毎日郵便物が届くことを思えば合点がいくはずだ。
あなたは郵便物をどうさばくだろうか?米中西部のインデイアナ州の農村地帯のど真ん中でセミナーを開催したとき、毎回ゆうに二時間を超す道のりを通ってきた年輩の女性は、あるとき、顔を輝かせて言った。
「なるほど。
郵便物を片づけたら、わたしの人生を飾る新しい道が見つかるってわけね」あとで打ち明けられたことだが、その数カ月前に彼女は五十年連れ添ったご主人を亡くしていた。
そして、長い歳月を分かち合った男性に最大の敬意を払うために、ひとりの人生をフルに生きようと前向きだったのだ。
郵便物には効用がある。
なにしろ、生きている実感をもたせてくれる。
だから、心配すべきは郵便物がこなくなったときであって舞い込むときではない。
郵便物はポストから取り出して家に入るあいだに似たもの同士で仕分けてしまう。
そして、ファイル引き出しの前へ行く。
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